【バトロワ系FPS】生き残れても、上達できない?!バトロワの罠とは【考察】

PUBG、ApexLegends、Fortnite、CoD:Warzone…

今や大人気な「バトロワFPS」は、きっと誰にでも楽しめるジャンルであるはずでしょう。
 
しかし、プレイ時間はずっと長いはずなのに、残り10人の中には簡単に入ることができるのに、なぜか優勝だけは持ち帰ることはできない…。
そんな「たくさんプレイしているのに、優勝できない!」というフラストレーションが溜まってはいませんか?
 
バトロワには『罠』があります。
生き残れているはずなのに、上達できない罠!
そのせいで、なぜだか優勝できない罠です!
 
私は大量のビデオゲームを捌いてきたわけではありませんが、これは他のビデオゲームではあまり見られない、バトロワ特有のものだと思います。
 
今回は、バトロワゲーム特有の上達が難しい理由を考察します。
その考察を元に、おすすめのプレイ方針も紹介します!
 
実は私も、その罠にずっとハマっていました。
私のような不運なプレイヤーを増やさないためにも、「バトロワ向いてないかも」と思ってしまっている方の役に立てれば嬉しいです。
 
早速結論から見ていきましょう。

バトロワの特徴:生存を目指すほど、交戦から遠ざかる

ほとんどの対戦型ビデオゲームでは、敵を倒すことで勝利に近づき、その過程で「敵を倒すスキル」を得て上達することができます。
つまり、勝利を目指すことと上達することが両立しています。
 
ゲームに限らず、どのスポーツでも同じでしょう。
「試合には負けて続けてるけど、おれ強くなってる気がするんですよね〜」とかいうスポーツ選手は、間違いなく下手になっているはずです。
 
しかし、バトロワでは違います!
 
優勝を目指す過程で必要なのは、生き残ること。
そして生き残るために、撃ち合いをする必要はありません。
そのため、初心者でも「限られた生存者」に簡単になることができます。
逆に言えば、生き残れてしまうんです。
 
しかし、優勝するには最終的に交戦する必要があります。
そのためには、撃ち合いの経験が必要です。
 
つまり、勝利に近づくための最適な答えは『交戦しない』ことなのに、勝利するための必須の条件は『交戦して勝つ』ことです。
 
これが、バトロワの罠に繋がる特徴です。
 

優勝のために、交戦を避けてしまうという状況に…

交戦しないことが優勝に近づく近道であることは、どのプレイヤーも最初に気付きます。
そして、私のように、『残り何人』の表示に嬉しくなりただただ生存を目指してしまうかもしれません。
しかし、その結果、交戦する機会が少なくなり上達が難しくなってしまいます。
 
生き残れるのに、優勝できない様は、毎回満塁まで持ち込んだ直後に3アウトになる野球チームのよう…。
野球の場合は満塁までに必要な行動(=ヒットを打つ)は、得点に繋がる行動(=もう一本ヒットを打つ)と同じなので、まだ救いはあります。
 
しかしバトロワの場合は、打球を空振りし続けるとなぜか満塁になれてしまう野球みたいな物です。
空振りしても塁を進められるなら、上達していると勘違いしてしまっても仕方ありませんよね。
 
「生き残れ」というゲームからの単純な命令こそが、罠を作り出しているわけです。
 

長時間プレイしても、上達できなかった!

バトロワで上達できなかった私は、典型的な「生き残り優先派」でした。
プレイし始めた当時「生き残ることが難しい」という印象を持っていたので、簡単に残り数人のうちに入ることができると知った時は「自分は意外とセンスあるじゃん!」と思い込んでいました。
 
しかし、それは間違いでした…。
優勝できることが「すごい・楽しい」のであって、生き残りの人数はあくまでがんばりの指標でしかありません。
そして、私が無意識に目指してしまっていたのは、「残り〇〇人の中に入ること」であって優勝ではありませんでした。
 
野球の例に戻せば、「いかに塁を進めるか」を目指して、嬉々として空振りをしていたような状態です。
 
簡単にその目標は達成できましたが、結果的に交戦しないので上達はせず、プレイ時間が積み重なるなか、疑問だけが残りました。
 
「おかしいな、なぜここまで生き残れるのに優勝できないんだろう」
 
優勝という報酬を目の前にちらつかされて、結局獲得することができない、まるでギャンブルのような状況です。
まさに、バトロワの罠にハマっていたわけです。

ApexLegendsプレイ画像

右上の生き残り人数表示が諸悪の根源...

生き残りを重視すると現れるデメリット

もちろん、あえて優勝を狙わずに、それ以外の部分にバトロワの楽しさを見出すことはできます。
そのような場合は、デメリットは感じられないかもしれません。
 
しかし、純粋に上達を目指すなら、そうはいきません。
上達を目指すプレイヤーが、生き残りを重視してしまうと感じるであろうデメリットを2つ挙げます。
 

爽快感、達成感が感じられない

敵を倒すことだけがバトロワの楽しさとは限りませんが、やはり敵を倒す瞬間の爽快感は感じられなくなってしまいます。
「危機を脱した」「敵を手玉にとってやった」といった達成感は、敵味方入り乱れるバトロワの良さの1つです。
 
また、生存を目指すと、他プレイヤーから遠く離れた場所を移動してしまうことになります。
ボイスチャットをするのでなければ、静かな戦場でアイテムを漁りながらただただ移動する過程では、退屈かもしれません。
 

時間をいくらでも潰せてしまう

対戦を避けることで集中力を使う機会が減る結果、疲れにくくなります。

その結果、長時間遊ぶことができてしまいます。
 
もちろん、優勝を目指すプレイヤーは、対戦していない時でも立ち回りを常に考えています。
しかし、ただ生存のみを目指してしまっていたら、あまり頭は使えていません。
 
時間を、いくらでも潰せてしまえます。
充実感を代償に…。

罠を回避するプレイ方針:ちょっかいをかけまくる

バトロワにおいて、優勝と上達を両立させてバランスをとることは、なかなか難しいことです。
というのも、「交戦を避ける」というのは、戦略としては全く正しいからです。
 
そこで、積極的に敵プレイヤーにダメージを与えることに重点を置くプレイ方針をお勧めします!
 
こうすることで、少なくとも武器を使う機会は増えますし、撃ち合いをメインにすえたマップの見方も身につきます。
 
また、距離が離れている場合、攻撃しても相手が接近してやり返してくるということは中々ありません。
ちょっかいをかけてダメージを与えるだけでも、敵の出方を学ぶ良い機会になります。
 
銃声を鳴らしまくる、賑やかなプレイヤーになってしまいますが、上達のためには仕方ない…。
そしてもちろん、音に気づいた他の敵が攻撃を加えてくることはありますが、その時は、交戦する練習です。
 
勝てないと思ったら、「ダメージは与える」という方針は変えないまま、ひとまず逃げるのもありです。
優勝するために撃ち合いに強くなる必要はありますが、「必ず目の前の敵を倒さなければならない」という考えに囚われるのも楽しくなさそうじゃないですか?

自分がどう楽しみたいのかを思い出そう

ビデオゲームは基本的に、そのルールに沿って遊ぶだけで楽しむことができますが、バトロワ系ゲームなど含め、そうではないものもあります。
 
「上達したければ、生き残ろうとするな」というのは、ゲームの命題に反してしまっていますが、これが罠を回避する方法なのだから仕方ありません!
 
ぜひ、自分の望んだ楽しみ方、上達したいかどうかを思い出してプレイしてみてください!
 
最後に…
ビデオゲームを分類して、それぞれの楽しみ方を紹介した記事もありますので、興味があればどうぞ!
これからのビデオゲームの主流は、「与えられた遊びに反すること」になるかもしれません。 

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