ROGUE COMPANY クローズドベータレビュー
こんにちは
今回は、PS4、Xbox、PC、Switchでプレイ可能になる新作ゲーム「ROGUE COMPANY」の紹介とクローズドベータの感想をお伝えします!
ROGUE COMPANYシステムは話題の「valotant」に似ているものの、このゲームはTPS(三人称視点シューティング)という点で違います。
このゲームの主な差別化の部分はそこになるかな….という感じです。
また、Switchともクロスプレイ可能というのも魅力的ですね。
最近Switchに移植されるPS4やPCのゲームが増えていますが、今回のようにローンチ(発売)の時点でSwitchも含まれているのは珍しく感じます。
そこがどう影響するのか、ローンチ後が楽しみなタイトルです。
※注意
・今回のレビューは、ベータ版のものです。システムやグラフィックは変更になる可能性があります。
・投稿日は2020/08/01です。
目次
今はまだベータ版
「ROGUE COMPANY」の公式HP(https://www.roguecompany.com/?lng=ja_JP)にアクセスすると分かりますが、現在公開されているのは開発途中のベータ版。さらに、ローンチ日は今のところ不明です。
さらに、ベータ版へのアクセスには、アクセス権を購入する必要があります。
アクセス権にもいくつか種類はありますが、一番安いものでおおよそ1600円程度です。
ストア
・EpicGames
・Xbox
・PS4
また、このゲームは基本プレイ無料となる予定です。
最近、オンライン対人ゲームは基本プレイ無料になるケースが多いですが、ゲーマーにとってはありがたい限りです。
対人ゲームにとって、プレイヤーが減って過疎るのは死を意味していますから、無料で提供して参加の敷居を低くする戦略は正しいと思います。
ゲームシステム
「チーム型」のTPS
本作の一番の特徴はTPS視点であるということです。
TPS視点になると「自分が遮蔽物に隠れている状態でも、遮蔽物の向こう側が見える」という状態が生まれます。
言い換えると、「相手からは自分が見えていないのに、自分は相手が見えている」ということあり、その逆もあり得ます。
つまり、移動したり武器を構えて体を晒した時のリスクが高いということです。
自分の体を晒さなくてもクリアリングができてしまうので、「敵が見えないから移動しよう」と思っても、物陰から自分の存在をすでに確認している敵が、飛び出すと同時にこちらに撃ち込んでくる事があり得ます。
一方で、FPS(一人称視点)は「自分から相手が見えていなければ、相手からも自分が見えないゲーム」なので、バリバリ突っ込んで、敵を発見次第撃つというスタイルもできてしまいます。
本作でその戦略が通用するのは、初心者相手だけでしょう。
また、PS4版の商品情報には、マルチプレイ人数は2〜10人とありますが、現状ベータ版にあるゲームモードでは、1チーム4人です。
さらにマップは結構狭めです。CoDのマップよりは明らかに狭いですね。
「ローグ」と呼ばれるキャラを選択
アビリティを持ったキャラクター「ローグ」を選択して、マッチを開始します。
この辺りは、オーバーウォッチ、ApexLegents、R6Sあたりとほぼ同じです。
ローグごとに、パッシブアビリティとウルトがあり、マッチ前に選択できる武器とスキルセットが設定されています。
このローグを、試合開始前に選択します。
また、ロックされたローグはゲーム内課金か、試合ごとに手に入る経験値で手に入ります。
この辺りは、Apexと全く同じ感じです。
また、ゲーム開始時点でパッシブアビリティとウルトは使うことはできますが、それ以外の武器やアイテム、アビリティは所持していません。
ハンドガンなどのサブウェポンのみです。
毎ラウンド始まる前に、前回のラウンドのスコアに応じて得られた所持金から、購入する必要があります。
キャラ共通のアビリティも、所持金から購入する必要があります。
また、武器については、同じものに追加で所持金を投入することでアップグレードもできます。
どの順番で装備を解放していくのか、という戦略も生まれそうです。
今のところは、メイン武器とグレネード系を真っ先に解放するのが安パイっぽいです。
ゲームモードは、ベータ版では2種類
『ストライクアウト』は、チームデスマッチにエリア確保の要素を入れたモードです。
エリアを確保して一定時間が経つか、味方の残機がなくなれば負けです。
エリアは1つのマップに3箇所くらい用意されていて、ラウンドごとに確保すべきエリアが変わります。
3ラウンド先取で、比較的早めに終わるゲームモードです。
『デモリッション』は、爆弾の設置と解除をするモードです。
R6Sの爆弾解除モードとほぼ同じです。
残機は0で、敵を全て倒すか、爆弾を設置して時間経過するか、解除できたら負けです。
ベータ版の現時点では、7ラウンド制で、かつ6ラウンドごとに爆弾の設置側と解除側が入れ替わるシステムになっています。
これは今後修正されるでしょう…。
蘇生ができる
この感じは最近のバトロワとほぼ同じです。
倒されると一度ダウンして、時間経過か追加ダメージで死亡します。
その間に見方が蘇生できれば、蘇生ができて残機を減らさずに済むという感じです。
ただ、この蘇生システムが、なかなか扱いが難しい!
蘇生されても体力が全回復しないので、蘇生後に敵に撃たれれば即死亡。
4人チームなので、一回蘇生している間に動けるプレイヤーは2人のみとなり、戦力に大きな差が生まれます。
そして、とても狭いマップなので回り込みが容易で、蘇生後にすぐ裏を取られて丸ごと倒される。
・・・というのが何回もあったので、チームの連携が取れているか、よっぽど自分のチームが有利でないと活きないシステムになってしまっています。
第一、この規模のゲームで蘇生を入れてしまうと、間延びしてしまう感があります。
ダウンしている間は、ただノロノロ移動する事しかできないので、実質的に操作ができる時間が限られてしまいます。
エモートなどがあり、カジュアル路線
Fortniteのようなエモート(ダンス)や、スプレーがあります。
キャラクターの雰囲気などの相まって、カジュアル路線です。
感想
最近流行の「少人数チーム」を、CoDっぽく実現した感じ
制作側が意識しているのは、「Apexのようにボイスチャットでフレンドと会話をしながら遊ぶ雰囲気を、CoD的なマップでも実現しましたよ」という方向性なのではないかと感じました。
そもそも4人チームというのは、見知らぬ野良で組むには少なすぎる人数です。
チームの人数が少ないほ、一人当たりの役割が大きくなるため、どんな味方を引き当てるかで戦力が大きく変わってしまいます。
つまり、野良では勝つか負けるかが運ゲーになるという事です。
その点、フレンドと組んでいれば連携することができるので、その心配はありません。
Apexも3人チームという少人数であるものの、そのメンバーと組んでプレイするマッチ時間は調整できます。
もし、偶然弱いプレイヤーと同じチームになってしまって、それが気に食わないのなら、敵に特攻して無理やりゲームを終了させることができます。
その点、本作はマッチ時間は固定でほぼ変わりません。
さらに、これはマッチングのバランスを調整すれば改善できますが、なかなか「逆転」が難しくなっています。
一度流れを持っていかれたら、残りのラウンドは全て押されて負ける、みたいな感じです。
ですので、一番良いのはフレンドとボイチャを繋ぐ遊び方かと思います。
カジュアルなようで、簡単に死ねない難しさ
本作は一見カジュアルですが、何も考えずに突っ込んでいける楽しさはありません。
例えば、ストライクアウトでは、1ラウンドで味方チームの残機は10回しかありません。つまり、死亡できるのは10回までです。
雰囲気で言えば、CoDの方がずっとダークなのに、ゲーム性で言えば今作の方がずっとシビアです。
エモートなどから見られるような「カジュアルな遊び方」を期待していると、面食らってしまうかもしれません。
まとめ
「ROGUE COMPANY」は、今人気な色々なゲームの要素を取り入れたゲームですが、現段階ではゲームシステム調整がまだまだ必要と言った感じ。
今のところは、フレンドと遊ぶ前提のゲーム調整になっています。
ただ、無料タイトルなので「暇な時間にちょこっと遊んでみる」楽しみ方も出来るのではないかなと思います。
今回のレビューは割と辛口になりましたが、ローンチ時にはアップグレードされている事を期待しています。
それでは!