【考察】バトロワ初心者こそ直下降り!

ApexLegendsプレイ画像

時間をかけても上達は難しい…

H1Z1、PUBG、ApexLegends、Fortnite、CoD:Warzoneなど…
2017年ごろから、バトロワFPSビデオゲーム)はますます人気になっています。
 
今回は「自分も手を始めてみようかな」と感じているプレイヤー向けの記事です。
バトロワ初心者が上達する一番の方法をご紹介します!
 
「撃ち合いに勝てない!」「もっと早く上達したい!」という初心者のための上達法です。
 
また、ここでご紹介するのは、私の対人ゲームの経験を元に考察した内容です。
バトロワだけでなく、他のビデオゲームでも使える方法なので、ぜひ応用してみてください。
 
ちなみに、初心者に関わらず、バトロワには上達を妨げるワナがあります。
それについての記事も合わせて読むと、理解しやすいと思います。

結論:倒される恐怖を克服しよう

初心者がまずすべきことは、倒される時の恐怖や、倒されてリタイアしてしまう不安感に慣れることです。
どんなビデオゲーム出会っても、最初のうちは倒されることが怖いものです。
 
さらに、バトロワは、他の対人ビデオゲームに比べて、倒されるコストが高くつきます。
1度倒されると、また試合に復帰するまでに相当な時間がかかるからです。
 
一方で、一般的なFPSゲームなら、倒されたとしてもまたすぐに復活(リスポーン)することができます。
スマッシュブラザーズのような、アクションメインの対戦ゲームでも残機が設定されて、何回かはすぐに復活できるようになっています。
 
しかし、ApexLegendsなら味方にビーコンまで運んでもらわないといけませんし、WarZoneなら牢獄のミニゲームに勝たなければバトロワには復帰できません。、
その上、アイテムや装備は1から収集し直しです。
 
その点で、バトロワ初心者は大きな心理的な負担を負っていることになります。
では、なぜ倒される恐怖や不安が良くないのでしょうか?
 

理由:恐怖でIQが下がってしまうから

今回は、科学の力に頼って、自論にそれっぽい理屈を付け加えてみます。
 
恐怖を克服すべき理由は、恐怖や不安などが、脳の感情を司る部分を活性化させて、理性や判断力、注意力を司る脳の部位の働きを弱めてしまうからです。
端的に言うと、IQ(知能)が下がります。
 
少し詳しく説明すると、人の脳は、3つの部位に分けることができます。
大脳基底核:呼吸や体温調節
大脳辺縁系:感情、闘争逃走反応、恐怖や不安
大脳新皮質:理性(思考、判断)、自己コントロール能力、想像力
このうち、大脳辺縁系大脳新皮質は、どちらが脳全体をコントロールするのかを常に争っている状態にあります。
 
強い感情や衝動が、大脳新皮質の支配を抑えて理性を弱めることもあれば、理性的な考え方をすることで感情をコントロールすることもできるようになるからです。
例えば、普段は常識的で普通な人が、恐怖に駆られてパニック状態になると、とんでもないことをしでかすのは、大脳辺縁系が脳を支配しIQが下がったからだと説明できます。
 
バトロワ初心者は、この”とんでもない判断”を繰り返してしまっている状態です。
体力が残りわずかなのに敵に突っ込んでしまったり、棒立ちで撃ち続けてしまったり…などです。
 
FPSゲームには『引くことを覚えろよks』という名言があります。
これは、「お前は、恐怖や不安でIQが下がっていることに気づけ」という戒めの言葉なのです。
 

特にバトロワでは、理性、判断力、発想力が必要!

では、恐怖を克服し、IQの低下を乗り越えると何が得られるのでしょうか?
つまり、対戦ゲームで強い人は、他のプレイヤーとどう違うのでしょうか?
 
私は理性、判断力、発想力が違うと考えています。
そして、その特徴はバトロワでさらに必要とされます。
 
まず、バトロワには陣営というものがありません。
味方がいるとしても、数人程度。
後ろを任せ、とにかく目の前の敵にかぶりつくということは、大きな隙を作ることになってしまいます。
目の前に敵が現れた時、その方向だけに注目しないように自分をコントロールする理性が必要です。
 
また、バトロワが上手い配信者を見ればわかりますが、彼らの特徴は、引き際が分かっていることです。
体力が減ってもパニックにならずに、一旦引いて体勢を立て直すかトドメを入れにいくかを判断する必要があります。
この判断は、恐怖心や不安では行えません。
 
さらに、バトロワのマップは広大で、意識しなければ同じシチュエーションで戦うということはほぼありません。
同じ区域であっても、撃ち合う角度が違かったりして、状況が変わります。毎回異なるマップで戦っているようなものです。
このときに必要なのは、有利な場所を見つける発想力です。
恐怖や不安を感じて発想力が鈍っていると、有利な立ち回りに気づけず、自分の立ち位置から動けなくなったりしてしまいます。
上手く敵のスキを突ける方法があるのに、それに気づけないことはもったいないことです。
 
このように、上手いプレイというのは理性的です。
 
では、恐怖や不安に慣れて克服する、具体的な方法は何でしょう?
 

方法:直下降り

初心者のための直下降り

目的は、倒されることに慣れること。そして、倒されやすい状況に自ら身を置くことです。
そして、その具体的な方法は「直下降り」です。
 
大抵どのバトロワでも、飛行機からマップに落下すると思います。
そして直下降りとは、降りられる状況になったら真っ先に降下することです。
 
直下降りするプレイヤーは、大抵他のプレイヤーよりも真っ先に武器を入手し、キルを稼ぎたいと考えています。
そのような、交戦的なプレイヤーと同じ状況に身を投じて、自分も戦いに参加しましょう。
もちろん最初は倒されまくります。倒されるたびに、また試合に参加する必要があるため時間を無駄にしていると感じてしまうでしょう。
 
しかし、バトロワで優勝するためには、最終的に交戦してかつ必要があります。
その交戦を最初に行うか、生き延びて20分後に経験するのかの違いです。
 
早く上達して、バトロワ本来の楽しみ方を体験したかったら、より密な経験ができる前者を選ぶべきだと思います。
 

アイテムが揃うのを待たずに突撃すべし

直下降りすることができても、さらに2通りの判断がプレイヤーに要求されます。
それは、「仕掛けに行くべきか」「アイテムを集めに行くべきか」です。
 
私の結論は、上達したければ、アイテムが中途半端であっても仕掛けに行くべきです。
そもそも今回の直下降りの理由は「倒される恐怖の克服」です。
直下降りする時点で、倒されに行っているような物です。倒されても気にする必要はありません。
 
それに、序盤で武器やアイテムが完璧に揃うことはありません。
さらに、装備に恵まれていても、初心者であればどのみち返り討ちにあってしまいます。
 
満足な装備でなくとも、交戦しに行く感覚を大事です。
 

注意:ソロかフレンドとチームを組んだ時のみにしよう

実は、この「直下降り」はあまり好まれる戦法ではありません。
例えば、知らない人とチームを組む「野良」の状況では避けるべきです。
 
なぜなら、直下降りは死亡する確率が高く、「生き残る」という本来のゲーム性とは逆行する行為だからです。
あなたは上達のために、倒されること覚悟で直下降りするかもしれませんが、チームメイトは生き残って優勝することを目指しているかもしれません。
そのような状況で無理やり直下降りして、すぐチームを全滅させてしまえば、仲間に不快感を与えます。
 
特に、試合の成績が今後のプレイヤーの遊び方に影響するランクマッチでは避けましょう。
 
完全なソロか、上達したいという意図を組んでくれるフレンドのみと組んでいる時に直下降りに挑戦しましょう。
 

理性を使えれば、バトロワはもっと楽しくなる!

『倒される恐怖を克服すれば、冷静に判断できるようになる』ということは、私自身も経験しました。
 
私が一番初めに真剣に遊んだ対戦ゲームは、第一次対戦を舞台にしたFPSゲームバトルフィールド1」でした。
敵を狙うエイム力も、敵の裏をかく立ち回りの知識もなかった私は、とにかく特攻しては倒されることの繰り返しで、ストレスが溜まっていました。

BattleField1

 
陣地の後ろからチクチク攻撃することはできましたが、幸いにも近距離武器であるサブマシンガンが気に入っていたため、下手ながら敵陣地に飛び込んていました。
倒される不安や恐怖をずっと感じていた状態です。
 
しかし、倒されることが当たり前になると、敵チームの動きや上手いプレイヤーの立ち回り方、倒された時の状況を把握することができるようになりました。
大脳辺縁系が倒されるストレスに慣れ、大脳新皮質が働き始めた状態です。
 
格闘漫画の刃牙にも、次のようなセリフがあります。
「ボクサーは、長き訓練を経て、やがては打たれる際にも瞬きをしなくなる。」
 
自分が倒される恐怖を克服して、頭を働かせて、最適な選択をする。
そしてその戦略が上手くマッチした時の達成感は、どんな対戦ゲームにおいても最高の楽しさだと思います。
 
最後の1人(1チーム)になるまで戦うバトルロワイヤルは、その達成感の連続です。
この熱いジャンルで、その楽しみを見出せたら、他のどんなビデオゲームでも怖いものナシでしょう。